🥐第12回「学生運動家のリンチ事件、極右と極左の衝突。これは単なる殺人事件ではなくなった?!」
☕イントロダクション
2月12日(木)夕方、極右団体と関係を持つとされる23歳の学生、カンタン・ドゥランク(Quentin Deranque)氏が、極左団体に属する複数人から暴行を受け、2日後の土曜朝に死亡した。
捜査当初、検察・警察は「重要な目撃証言がある」としつつも、直接の加害者特定には至っていないとしていた。
しかし2月16日(月)、検死結果を受けて「故意による殺人」として捜査が開始された。
この事件の着目点は、事実確定を待つ前に、政治空間が「誰を危険側に分類するか」を先に確定しにいく点にある。
今回の事件は、右・左の思想対立に加え、政党政治を巻き込みながら渦が拡大していった。
* Quentin は、英語圏では「クエンティン」と発音しますが、フランス語圏では「カンタン」という発音の方が近いので、以降は、「カンタン」と呼ぶことにします。
登場人物:
コモサバ =フランスに長期生息中のサバ
K子(ケイコ)=その友人でニュースオタク
コモサバ:
リヨンで起きた大学生の死亡事件、恐ろしいですね。一人に対して、複数でリンチ。死亡するまで殴るって、あってはならないことです。
K子:
もちろん殺人事件として捜査が始まった。
しかし、今回重要なのは、この事件が政治やSNSによって、「物語戦」へ転化していく事象だ。
コモサバ:
確かに政治家が「LFI(不服従のフランス党)が犯人だ!」みたいに、すごい勢いで叩いていましたね。まだ捜査中だったのに。
K子:
フランスにおいて、凄惨な事件はしばしば「事実の究明」を待たずに、特定勢力を排除するための「政治的資源」へと変換される。
今回も、その変換装置(構造)を見ていくことにする。
参考文献:
この記事を読むと、
- リヨンで極右・極左の衝突が「構造的」に再発し続ける理由
- 「解散命令」という行政処分が、なぜ暴力を止められないのか
- フランス政府が多用する「道義的責任」という言葉に隠された政治的意図
が、分かります。
✉️このニュースレターは…
あなたは、フランス語のニュースを聞いて、「なるほど、なんとなく分かった気がする」で済ませてしまうこと、ありませんか?
私はあります。それで痛い目にあったことがけっこうあります(笑)。
だからこそ一度立ち止まり、情報をほどき直し、「いまのフランスを、つまみやすい一皿に盛り直す」という作業を自分に課すことにしました。
このニュースレターでは、フランスの出来事や制度の裏にある構造、力学などをあなたと一緒に考えてみようと思います。
そして、あなたが次に同型ニュースを見たときに判断できる材料をみつけていきます。
フランス語の出来事を、日本語で味付け、鯖缶のように保存がきく、通称「鯖刊」。
サクッと読めるけど、後から効く知的保存食です。
❓おまけクイズ
フランス一の大富豪、ベルナール・アルノー氏は、プレス紙の買収も積極的だ。そこで、LVMHグループ(ベルナール・アルノー)が保有していない新聞はどれでしょう?
A:レ・ゼコー(Les Échos)
B:ル・パリジャン(Le Parisien)
C:ラ・トリビューン(La Tribune)
D:パリ・マッチ(Paris Match)
答えは記事の最後で。
🌵もくじ
☕ イントロダクション
✉️ このニュースレターは…
❓ おまけクイズ
🚩 事件の輪郭
🧨 リヨンを取り巻く「政治団体」の数々
🚨 フランス版アンティファは政党員によって作られた?!
🧹 リヨン事件を起点とするLFI排除の仕組み
📢 政府が放った「道義的責任」という言葉の影響力
💥 リヨンは、この手の衝突が「再発」しやすい?
🏛️ 「解散」という行政処分が、暴力を止めるどころか、新たな法的火種を生んでいる
🌃 エピローグ
🚩 事件の輪郭
2月12日(木)不服従のフランス党(LFI)*所属のリマ・ハッサン(Rima Hassan)欧州議会議員がSciences Po Lyon**で講演するにあたり、アイデンティタリアン系のフェモナショ団体ネメシスが学外で講演反対の運動を試みた。
つまり、左の議員の講演会の外で、右の「ネメシス」という女性団体が抗議活動を行った。
「ネメシス」は、以前から抗議活動の際に、たびたび左派の暴力に見舞われた経験上、これを警戒して、近隣にネオファシスト団体「アロブロージュ・ブルゴワン」などの右派グループを警護目的で待機させていた。カンタン・ドゥランク氏は、その団体に所属していたとみられている。
そして、カンタン・ドゥランク氏を襲ったのは、以前、強制的に解散させられた、反ファシスト団体、つまり、左の「ジュンヌ・ガルド」の元メンバーたちだったという証言から、事態は急展開。
ここで問題になったのが、この「ジュンヌ・ガルド」の共同創設者に、「不服従のフランス(LFI)」の党員、ラファエル・アルノー氏がいたことだった。
*LFI=La France insoumise
**Sciences Po Lyon=リヨン政治学研究所
コモサバ:
なんか、この事件を追っていくと、様々な政治活動団体があるんですね、リヨンには。
K子:
リヨンだけではない。ネットの普及で、団体はフランス全土にある。
コモサバ:
この政治活動団体って、いったいどれくらいあるんですか?
K子:
目安で、フランス全土で核は約320(※)。
そこに常時かかわる人数は、議会調査の整理だとおよそ2,500人規模と言われる。
コモサバ:
へー。種類はいっぱいあるのに、人数は少ないんですね。
K子:
少ない。でも「少ない=弱い」じゃない。小さい核が、地元の事件や選挙、SNSで一気に可視化される。
あと数字は「常時の中核」だけで、周辺の同調や一時合流は別カウントになる。
コモサバ:
なるほど。いざとなったらまとまるし、正確にどれくらいいるかは分からないんですね。
K子:
では次は、今回の事件に関係するリヨンの活動団体についてみてみよう。
参考文献:
MEDIAPART:Mort d’un étudiant identitaire à Lyon : le film de son agression se précise
🧨リヨンを取り巻く「政治団体」の数々
MEDIAPARTの記事だけでも、「ネメシス」、「アロブロージュ・ブルゴワン」、「ジュンヌ・ガルド」など、3団体が登場する。これらの政治団体を見てみよう。
ネメシス(Némésis)とは?
ネメシスは2019年10月にパリで立ち上がったとされる。
女性擁護を掲げつつ、外国人嫌悪・イスラム嫌悪・反移民の論理を重ねる「フェモナショナリズム」と同調するとされる。支部は各地にあり、オンラインでの可視性が高い一方、実数や実態は媒体により記述がぶれる。
フェモナショナリズム(fémonationalisme)とは?
フェモナショナリズムとは、「女性の権利」や「女性の安全」を掲げながら、その言い方を使って、反移民・反イスラムなどの排外的政策や差別を正当化する動きを指す概念。
具体的な例をだすと、「女性を守るために移民を締め出すべきだ」「イスラムが女性への暴力の原因だ」みたいに、女性擁護の言葉が、排外・監視・締め付けの論拠として使われるパターンが多い。
Némésisは「フェミニストを名乗りつつ、移民やムスリムを暴力の原因として強調する」として、度々、フェモナショナリズムの代表例として紹介・批判されることがある。
アロブロージュ・ブルゴワン(Allobroges Bourgoin)とは?
次に、カンタン・ドゥランク氏が所属していたとされるアロブロージュ・ブルゴワンは、古い部族名「アロブロージュ」にちなんだ名称を用いた、小規模なネオファシスト系ネットワークとして報じられている。
近年の極右集会動員(「Comité du 9-Mai」系の年次デモ)の周辺で言及されることがあり、周辺グループとの接点が記事ごとに描かれる。
ネオファシストとは?
「国家や民族を最優先し、強い指導者と強い国家権力で社会をまとめ、反対意見を力で抑えこむ」といった歴史的ファシズムの特徴を、戦後に形を変えて引き継いだり再生させようとする運動を指す。
アイデンティタリアンとは?
自分たちの国の文化や暮らし方を守りたいと思って、移民が増えたり、いろんな文化が混ざりすぎるのに反対する、右寄りの考え方。
「Comité du 9-Mai」系の年次デモとは?
「Comité du 9-Mai(C9M)」系の年次デモは、ざっくり言うと、毎年5月上旬にパリで行われる、極右・ネオファシスト系ネットワークの追悼名目の行進として報じられている集会。
ジュンヌ・ガルド(La Jeune Garde)とは?
最後に、今回、加害者側の疑いがかけられている、ジュンヌ・ガルドは、フランスで2018年にリヨンで生まれたとされる「アンチファシスト(antifasciste)」を名乗る集団。
政府は2025年6月12日付の政令で「解散(dissolution)」命令を出しており、政令本文では「全国に複数のローカル支部」「約100人規模」「ピラミッド型組織」等の記載がある。
コモサバ:
ホントだ、調べていくと、いろんな政治団体が、くっついたり、離れたり、名前を変えたりで、めちゃくちゃありますね。
K子:
フランスは、思想、言論の自由を謳う国だから。
コモサバ:
複数の記事を読むと、ここに紹介しきれないぐらい、団体があって、頭がこんがらがります…。
K子:
さっき、「フランス全土で核は約320」でも、人数は約2500人規模という意味が分かってきたのでは?
コモサバ:
良く分かりました。
参考文献:
cartofaf.streetpress.com:Némésis
cartofaf.streetpress.com:Allobroges Bourgoin
legifrance:Décret du 12 juin 2025 portant dissolution du groupement de fait « La Jeune Garde »
🚨フランス版アンティファは政党員によって作られた?!
ここで問題になったのが、この「ジュンヌ・ガルド」の共同創設者に、「不服従のフランス(LFI)」の党員ラファエル・アルノー氏(Raphaël Arnault)がいたことだった。
さらにラファエル・アルノー氏の仲間のジャック=エリ・ファヴロ(Jacques-Elie Favrot)氏が、ネメシスの活動家に今回の事件現場付近で目撃されたとして、SNSで拡散された。
Jacques-Elie Favrot est l’un des principaux suspect dans la tentative d’homicide du jeune homme qui accompagnait nos militantes.
![]()
@mathildaNemesis
Il est le collaborateur de Raphaël Arnaud, et membre de la jeune garde.pic.twitter.com/R8Ibm2H2q1— Mathilda Nemesis (@mathildaNemesis) February 13, 2026
ここで注目してほしいのが、X投稿の2月13日という日付。
カンタン・ドゥランク氏が病院に運ばれた次の日の2月13日の時点で、ネメシスメンバーの一人がジャック=エリ・ファヴロ氏の関与に関する投稿をXに載せている。
この時点では、まだ事件が、殺人事件だとは断定されていないし、ジャック=エリ・ファヴロ氏が現場にいたかどうかの特定もされていない。
しかし、その後、現場を撮影していた映像や、警察の調べにより、ジャック=エリ・ファヴロ氏は、逮捕されることになる。
ここから、加害者団体と見られる「ジュンヌ・ガルド」の創設に、政党が絡んでいるとして、「不服従のフランス(LFI)」党への攻撃が激化した。
コモサバ:
犯行グループとされる『ジュンヌ・ガルド』の創設者が、なんと国会議員にもなった政治家、これは確かに衝撃ですね。
K子:
野党第一党の背後に『暴力をも辞さない実力組織』が存在していたという構図が暴露された。
コモサバ:
さらに、現場にいたとされる人物も、「不服従のフランス(LFI)」党がらみ、と。
K子:
そう。アルノー氏の側近であるジャック=エリ・ファヴロ氏。後の警察の調べで、彼が現場にいたことが裏付けられ、実際に逮捕された。
コモサバ:
そりゃー世間の目は当然、彼を抱えるLFIに向きますね。
K子:
今回は、単なる若者の暴走ではなく、『政党と結びついた暴力』として、事態は急速に政治問題化した。
参考文献:
🧹リヨン事件を起点とするLFI排除の仕組み
リヨンでの事件を機に、LFI(不服従のフランス)を政治的に封じ込める仕組みが浮き彫りとなった。
法的な事実が確定する前の段階で、「LFI=暴力的な危険集団」という言説が急速に拡散。このレッテル貼りは、事務所への襲撃や候補者への脅迫といった実害を招いた。
この構造の核心は、司法の判断を待たず、政治的な決めつけが「事実」として定着していく点にある。
特定の勢力を「社会の敵」と定義し、民主的な議論の場から速やかに排除する。悲劇を口実にしたこの「レッテル貼りの連鎖」こそが、現代政治における新たな排除の装置となっている。
K子:
ここで見るべきは、司法が、「誰がやったか」を確定する前に、政治空間が「どの陣営の属性か」を先に確定しにいっていること。
コモサバ:
確かに、検察の発表の前から、寄ってたかって「LFI=危険な政治勢力」というレッテル貼りでしたね。
K子:
そう。記事でも「最終的にはLFIを潰したいのでは」という言及が出るほどだ。
そこで、出てきた、「道義的責任」という言葉がある。
コモサバ:
「道義的責任」?
K子:
次は、政府が放った、この「道義的責任」という一撃について解説する。
参考文献:
MEDIAPART:Après la mort d’un militant d’extrême droite à Lyon, La France insoumise et l’antifascisme dans la nasse
📢政府が放った「道義的責任」という言葉の影響力
今回、政治において、「道義的責任」という概念が特定勢力を排除する強力な武器となっている。
リヨンでの事件では、司法の結論を待たずに「暴力を誘発する空気を作ったのは誰か」という言説の責任が問われた。
政府高官らが捜査段階でLFI(不服従のフランス)を名指しして批判したことで、焦点は「個別の犯行」から「政党の資質」へとすり替えられた。
法的な事実関係よりも、LFIは「危険な集団」という印象が先行して定着し、政治的な孤立が既成事実化された。
このように、治安や秩序を名目に、司法プロセスを飛び越えて、敵対する政党勢力を社会的に抹殺・監視する仕組みは、民主主義における議論の正当性を揺るがす危うさを秘めている。
コモサバ:
「道義的責任」って、LFIの言動とか、雰囲気が今回の事件を誘発してるんだってことですよね?
K子:
そう。犯人や事実が確定していなくても、「暴力を生みやすい空気を作ったのは誰か」に話をずらして、相手を『危険側』に分類する。
コモサバ:
でも、「雰囲気」ですよ?政党の空気で政治が動くんですか。
K子:
動く。捜査を待たずに「その政党は危ない」という見え方を先に植え付ける。すると他党が距離を取って連携が難しくなる。
コモサバ:
なるほど。政党潰しの口実にちょうどいいと…
K子:
「治安や秩序」を理由にして、「政党」に対しての『締め付け』が正当化されやすくなる。
「道義的責任」は、監視や排除を『やりやすくする言葉』というわけ。
これが一回限りの言い回しで終わるのか、それとも国会の責任論の『標準語』になるのか、今後はこの点に注目する必要がある…。
参考文献:
MEDIAPART:Mort de Quentin Deranque : à l’Assemblée, LFI jugée coupable sans autre forme de procès
💥リヨンは、この手の衝突が「再発」しやすい?
Le Parisien紙によると、リヨンで極右とアンティファ(反ファシズム)の衝突が13年もの間繰り返されているのは、単なる偶然ではなく、この街特有の「衝突が起き続ける構造」が定着しているからだという。
リヨンのローカル調査メディアRue89Lyonも、歴史的にリヨンは、アイデンティタリアンやネオナチといった小規模な右翼団体が活動しやすい「肥沃な土壌」となってきたという。
彼らは選挙での勝利を目指すよりも先に、バーやジムなどの「拠点」を作ることで、メンバーが入れ替わっても活動が途切れない仕組みを築いている。
また、縄張りになりやすい旧市街の存在や、新しい若者が流入し続ける大学都市という環境が、活動家を絶えず補充する役割を果たしている。
さらに、双方が相手を「敵」として定義することで支持者を引きつける材料にしており、対立そのものが組織を維持するエネルギー源となっている。
このように、リヨンでは、拠点の維持、人材の補充、そして敵対関係の再生産という条件が街の中に揃っていることが、悲劇的な衝突が「再発」し続ける真の理由だという。
コモサバ:
これって、麻薬グループの縄張り争いと似てます?
K子:
「場所を誇示して敵を威嚇する」点は似てる。でも目的が違う。麻薬グループは「金」のため、リヨンの極右・反極右は「組織の維持」が目的だ。
コモサバ:
えー、じゃ、思想的サークル?
K子:
それよりずっと構造的だ。
バーやジムといった「拠点」があるから、人が入れ替わっても活動が途切れない。そこに「敵」の存在が加わることで、仲間の結束と動員の理由がセットで生み出され続ける。
コモサバ:
なるほど。場所と敵があるから、自然消滅せずに「争いのループ」が止まらないんですね。
参考文献:
Rue89Lyon:L’extrême droite à Lyon : panorama d’une galaxie de groupuscules
Question Assemblée nationale:Violences commises par des groupuscules d’ultradroite à Lyon
🏛️「解散」という行政処分が、暴力を止めるどころか、新たな法的火種を生んでいる
今回の「ジュンヌ・ガルド」は、2025年春に内務省が解散手続きに入り、2025年6月12日に「公共の秩序を乱すおそれがある」などとして政令で解散させられている。
政令には、暴力をあおる言動や衝突を前提にした活動、訓練などが理由として書かれた。
ところが解散は「暴力を消すボタン」ではない。
解散される側は活動も名誉も資金も失うため、コンセイユ・デタ(国務院・最高行政裁判所)に取消を求めて提訴した。
すると争点は「誰が殴ったか」から、「どこまでが扇動か」「個人の行為を団体の責任にできるか」など線引きの争いに変わってしまった。
2026年2月時点で判断は未確定で、今回のカンタン・ドゥランク氏死亡事件でこの団体名が再び政治の中心に戻り、法的な火種が再燃した。
コモサバ:
うわっ、これは「解散」という強力な行政処分が、現場の「解決」ではなく「泥沼化」の始まりになってしまう皮肉な構造ですね。
K子:
その通り。行政が『解散』を命じても、国務院(コンセイユ・デタ)で争われている間は、法的な『執行停止』に近いグレーゾーンが生まれる。
この空白期間が、過激な活動家にとっては逆に『国家権力に不当に弾圧されている』という強力な物語を与えてしまう。
コモサバ:
弾圧されるほど結束が固まる……。でも、裁判で『個人の暴力を団体の責任にできるか』なんて理屈をこねている間に、また今回のような悲劇が起きたら、法の下での『安全』って一体何?ってなりませんか?
K子:
そこが民主主義の最大のジレンマかもしれない...。
🌃 エピローグ
今回のリヨン事件は、フランス社会の「分断」が物理的な暴力という最悪の形で表出したことを物語っている。
しかし、ここで提示したいのは、暴力そのものへの批判にとどまらない、その「背景」と「政治的利用」という視点。
重要なのは「誰が悪いか」を断罪することではなく、制御不能な暴力をなんとかして「政治の枠組み」の中に収めようともがく国家の姿を、冷静に観察すること。
言論と思想の自由を重んじるフランスにおいて、その自由の代償として命が失われることは、たとえ「英雄」として語られることがあったとしても、決してあってはならない悲劇です。
ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました。
アメリカで「アンティファ」がテロ集団と認定されたように、フランスでも極左に対する弾圧が強まるのでしょうか。
今後の展開に注目です。
ぜひ、コメントをお待ちしております。
とはいえ、これほど複雑なテーマについて、コメントするのは少し難しいかもしれません。
そんなあなたのために、このニュースレターにはハイライト機能がついています。ぜひ、あなたに合う形を1つ選んで参加してください。
🅰️ 「ここが気になった。」という【思考派】のあなたは…… 今日の記事の中で、気になった一行に無言でハイライト(線)を引いてください。
コメントは不要です。線を引いて、そのまま「♡いいね」ボタンを押せば完了。
(「♡いいね」と「コメント」というボタンが現れるので、いいねの方を押してください。)
(※メールで読んでいる方は、下の吹き出しボタンからWebに飛ぶとハイライトやいいねができます!)
🅱️ 「とりあえず応援。」という【応援派】のあなたは…… ハートマーク(いいね)を押してください。 たとえ今回の記事が、面白くても、そうでなくても、あなたのそのひと押しが、来週も書き続ける燃料になります。
では、また来週の土曜日にお会いしましょう、ね?
100人以上の方達が購読中
いつでも購読解除可能です